寝すぎると頭が痛くなるのはなぜ?休日の寝だめと頭痛の関係
「せっかくの休日だから昼まで寝ていたら、起きたときに頭が痛い」
「平日は大丈夫なのに、休みの日になると頭痛がする」
「たくさん寝たのに、むしろ身体がだるい」
こんな経験はありませんか?
睡眠不足が頭痛のきっかけになることはよく知られていますが、反対に普段より長く寝た日に頭痛が起こる人もいます。
では、なぜ休んだはずなのに頭が痛くなるのでしょうか。

「長く寝たから頭痛」とは限りません
最初に知っておきたいのは、長時間睡眠そのものが必ず頭痛を起こすわけではないということです。
休日には普段と違うことがいくつも起こります。
起床時間が遅くなる。
朝食の時間がずれる。
コーヒーを飲む時間が遅くなる。
長時間何も食べない。
水分を取らない時間が長くなる。
こうした生活リズムの変化が重なることで、頭痛が起こりやすくなる場合があります。
片頭痛は「生活リズムの変化」がきっかけになることがあります
片頭痛のある方では、睡眠不足だけでなく、普段と睡眠時間が大きく変わることが頭痛の誘因になる場合があります。
平日は朝6時に起きているのに、休日だけ10時、11時まで寝る。
毎週末このような生活をしていて、
「なぜか土曜日になると頭が痛い」
という場合には、休日の睡眠リズムにも注目してみましょう。
大切なのは単純な睡眠時間だけではなく、普段の生活とのズレです。
コーヒーを飲む時間も変わっていませんか?
毎朝コーヒーを飲む習慣がある方は、休日だけ飲む時間が大幅に遅くなることがあります。
カフェインを日常的に摂取している場合、摂取量を急に減らしたり、いつもの摂取時間が大きくずれたりすることで頭痛が起こることがあります。
「寝すぎたから頭が痛い」
と思っていたものが、実はいつものコーヒーを飲む時間が変わったことと関係していた、という可能性もあります。
朝食や水分も遅くなります
昼近くまで寝ていれば、その間は食事も水分も取らないことになります。
空腹や水分不足は、人によって頭痛の誘因になります。
そのため休日の頭痛を考えるときには、
「何時間寝たか?」
だけではなく、
「最後に食べたのはいつか?」
「水分は取れていたか?」
まで振り返ってみましょう。
たくさん寝ても疲れが取れない場合は?
「8時間以上寝ても眠い」
「休日はいくらでも寝ていられる」
「朝起きると頭が痛い」
という場合には、単純な寝すぎではなく、睡眠の質について考える必要があることもあります。
特に、
大きないびきをかく。
睡眠中に呼吸が止まっていると言われる。
朝起きても疲労感が強い。
日中に強い眠気がある。
といった症状がある場合には、睡眠時無呼吸症候群などが隠れている可能性もあります。
このような場合には医療機関へ相談してください。
休日に頭痛が出る人は記録してみましょう
休日の頭痛を繰り返しているなら、一度簡単に記録してみることをおすすめします。
平日の起床時間。
休日の起床時間。
睡眠時間。
コーヒーを飲んだ時間。
朝食を食べた時間。
飲酒の有無。
頭痛が始まった時間。
これだけでも十分です。
「3時間長く寝た日に頭痛が多い」
「前日にお酒を飲んだ休日だけ痛い」
「朝食が昼になった日に起きやすい」
など、自分なりのパターンが見つかることがあります。
休日だからと極端に生活リズムを変えない
平日の睡眠不足を休日に取り戻したくなる気持ちは自然です。
しかし毎週、
平日は睡眠不足。
休日は昼まで寝る。
月曜日からまた早起き。
という大きな変化を繰り返しているのであれば、まず普段の睡眠時間を見直すことも大切です。
頭痛対策として特別なことをする前に、できるだけ一定の睡眠・食事・水分摂取のリズムを作ることから考えてみましょう。
「寝すぎただけ」と決めつけないでください
休日にたまに頭痛がする程度なら、生活リズムを振り返ってみるのも一つです。
しかし、
頭痛の頻度が増えている。
朝の頭痛を繰り返している。
頭痛薬を使う日が増えている。
日常生活に支障が出ている。
という場合には、一度医療機関へ相談してください。
また、突然の激しい頭痛や、手足の麻痺、言葉が出にくい、意識がおかしいなど普段とは明らかに違う症状がある場合には、速やかな受診が必要です。
「寝すぎたから頭が痛い」と決めつけず、その日の睡眠・食事・水分・カフェインなどをまとめて振り返ってみる。
休日の頭痛を減らすヒントが、普段の生活リズムの中に隠れているかもしれません。