C1(第一頚椎)とは?当院が首の上部を確認する理由
「首の付け根がいつも重い」
「振り向きにくい」
「頭痛と一緒に首もつらくなる」
このような方を施術するとき、あさくら接骨院では首全体の状態を確認します。
その中で確認する場所の一つが、C1(第一頚椎)です。
C1は「環椎(かんつい)」とも呼ばれ、頭のすぐ下に位置する頚椎です。
では、C1にはどのような役割があり、なぜ首の施術で確認するのでしょうか?

C1は頭を支える首の一番上の骨
人間の首には7個の頚椎があります。
その一番上にあるのがC1です。
C1は頭蓋骨のすぐ下に位置し、その下にあるC2(第二頚椎・軸椎)などとともに、頭や首の動きに関係しています。
特に上位頚椎は、
上を向く。
下を向く。
左右を振り向く。
といった頭部の動きに関わる重要な場所です。
そのため当院では、首の症状がある方に対して、肩だけを揉むのではなく首の上部まで動きを確認することがあります。
「C1がズレている」とは限りません
整体では、
「第一頚椎がズレています」
「アトラスが歪んでいます」
といった説明を聞くことがあります。
しかし当院では、通常の首の痛みや頭痛について、C1という骨が大きくズレていることを前提には考えません。
身体は機械の部品のように、骨を正しい位置にはめ直せばすべて解決するものではないからです。
当院が確認するのは、
首をどこまで動かせるか。
左右差があるか。
どの動きで症状が出るか。
首の上部に過剰な緊張がないか。
施術前後で動きがどう変化するか。
といった機能的な部分です。
C1だけで頭痛を説明しない
C1周辺は頭に近いため、
「ここが悪いから頭痛が起きています」
と言われると、とても分かりやすく感じます。
しかし、頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、頚部と関連する頭痛などさまざまな種類があります。
そのため、
「頭痛=C1の問題」
と考えることはできません。
頭痛の種類によっては医療機関での診断・治療を優先する必要があります。
当院でも、頭痛があるという理由だけでC1を施術するわけではありません。
では、なぜC1周辺を施術するの?
首を動かしたときに左右差がある。
首の上部に動かしにくさがある。
後頭部から首にかけてつらさがある。
こうした状態を確認したうえで、必要と判断した場合には上位頚椎周辺への施術を行うことがあります。
目的は、
「C1を正しい位置にはめること」ではなく、首が動きやすい条件をつくること。
ここが当院のC1調整に対する考え方です。
当院のC1調整は「検査→施術→再評価」
C1周辺を施術するときも、ただ首を触って終わりにはしません。
まず首を動かしてもらいます。
動きや症状を確認します。
必要な部分へ施術します。
そして、もう一度同じ動きを確認します。
例えば、
「右を向きやすくなったか?」
「上を向いたときの違和感は変わったか?」
「首の動く範囲に変化があるか?」
と再評価します。
施術したことよりも、施術によって身体がどう変化したのかを確認することを大切にしています。
強く首をひねる必要はありません
「首の矯正」と聞くと、
首を大きく捻って、強く「ボキッ」と鳴らす施術を想像する方もいるかもしれません。
しかし、音が鳴ること自体が施術の目的ではありません。
また、強い刺激ほど効果が高いわけでもありません。
首への徒手療法では安全性への配慮も必要です。
そのため当院では、身体の状態を確認しながら、必要以上に強い刺激を加えないことを大切にしています。
C1だけではなく身体全体を見る
首がつらいからC1だけ。
頭痛があるからC1だけ。
という施術にはしていません。
首の動きだけでなく、
肩甲骨の動き。
胸椎の動き。
姿勢。
呼吸。
身体の使い方。
など、必要に応じて他の部分も確認します。
C1はあくまで身体を評価するポイントの一つです。
「骨を治す」のではなく「動きを変える」
当院が考えるC1調整は、
「ズレた骨を元に戻す」
という施術ではありません。
身体を確認し、
必要な刺激を加え、
もう一度動いてもらう。
そして変化を確認する。
骨の位置だけではなく、患者さん自身の動きがどう変わったのか。
あさくら接骨院では、そこを大切にしながら首の施術を行っています。