肩がこったら、肩を揉む。
これは一番最初に思いつく対処法かもしれません。
でも、私たちの身体は肩だけで動いているわけではありません。
特にスマートフォンやパソコンを使う時間が長い方は、指・手首・腕なども一日中使っています。
そこで今回は、あえて肩を直接揉まないセルフケアを3つ紹介します。

① 指を大きくグー・パーする
まずは指からです。
両手を前に出して、
ゆっくり握る → 大きく開く
これを10〜20回程度繰り返します。
特に「パー」の時は、5本の指を気持ちよく広げてみましょう。
スマートフォンを持つ、キーボードを打つ、料理をする、車を運転する。
私たちは普段、思っている以上に指や手を使っています。
肩が重くなった時こそ、肩だけではなく身体の末端から動かしてみるのも一つの方法です。
② 手首・前腕をゆっくり伸ばす
次は、指からつながる手首・前腕です。
片腕を前へ伸ばします。
反対の手で指を軽く持ち、手首をゆっくり反らします。
前腕が気持ちよく伸びるところで15〜20秒。
次は反対方向にもゆっくり動かします。
左右それぞれ行ってみましょう。
強く引っ張る必要はありません。
**「痛いほど伸ばす」のではなく、「気持ちいいところまで」**が基本です。
デスクワークの途中にも取り入れやすいセルフケアです。
③ 耳まわりをやさしく動かす
最後は少し意外かもしれません。
耳を親指と人差し指で軽くつまみます。
そのまま、
上へ軽く動かす。
横へ軽く動かす。
後ろへ軽く動かす。
痛くない範囲でゆっくり行ってみてください。
強く引っ張ったり、大きくグルグル回したりする必要はありません。
これは「耳を引っ張れば肩こりが治る」という意味ではありません。
肩が気になる時は、無意識に首や顔まわりまで力が入っていることがあります。
耳や側頭部周辺にやさしく触れながら、身体の力を抜く時間として取り入れてみてください。
肩こり=肩だけではありません
肩がつらいと、どうしても肩ばかり触りたくなります。
しかし日常生活では、
指でスマホを操作する。
手首を使う。
腕を支える。
首や顔にも力が入る。
このように身体はいろいろな場所を同時に使っています。
だからセルフケアも、
「痛い場所だけ」ではなく、少し違う場所にも目を向けてみる。
そんな考え方があってもいいと思います。
仕事や家事の合間に1〜2分から
今回紹介したセルフケアは、特別な道具も必要ありません。
仕事の途中に指をグーパーする。
スマホを置いた時に前腕を伸ばす。
お風呂上がりに耳まわりをやさしく触る。
まずはその程度で十分です。
そして肩こり対策では、セルフケアだけでなく、長時間同じ姿勢を続けないことや、適度に身体を動かすこと、睡眠や休養なども大切です。
肩がこったら肩を揉むだけではなく、身体全体を少し広く見てみる。
ぜひ普段の生活の中で試してみてください。
※セルフケアで痛みやしびれが強くなる場合は中止してください。腕や手に力が入りにくい、強いしびれが続く、激しい頭痛やめまい、胸痛などを伴う場合は医療機関への相談をご検討ください。