繰り返す人が知っておきたい腰への負担
「重い物を持った瞬間に腰が痛くなった」
「朝、顔を洗おうと前かがみになったら、急に腰が痛くなった」
「靴下を履こうとしただけなのに、腰が動かなくなった」
このような突然の強い腰痛を、一般に「ぎっくり腰」と呼びます。
ぎっくり腰は、特別なことをしたときだけ起こるわけではありません。
むしろ、何気ない日常の動作で突然起こることも少なくありません。
では、なぜそれまで普通に動いていた腰が、突然痛くなってしまうのでしょうか。
ぎっくり腰は「突然起こった」と感じるだけかもしれません
ぎっくり腰は、ある瞬間に急に発症するため、「その動作が原因」と考えてしまいがちです。
もちろん、重い物を持ち上げる、身体をひねるなどの動作がきっかけになることはあります。
しかし、その瞬間だけに問題があるとは限りません。
日頃から、
・長時間座っている
・同じ姿勢で仕事をしている
・運動不足が続いている
・腰や背中に負担のかかる仕事をしている
・疲労がたまっている
・身体を動かす機会が少ない
など、身体への負担が積み重なっていることがあります。
そこに、たまたま普段とは違う動きが加わることで、強い痛みが出ることがあります。
つまり、
「靴下を履いたからぎっくり腰になった」
というより、
「それまで積み重なっていた身体への負担が、ある動作をきっかけに痛みとして現れた」
というケースも考えられます。
腰が痛いからといって、腰だけを見るわけではありません
ぎっくり腰になったら、「腰が悪い」と考えるのは自然なことです。
しかし、身体は腰だけで動いているわけではありません。
股関節、背骨、骨盤周囲、胸郭、体幹などが連動して動くことで、私たちは身体を曲げたり、ひねったり、立ち上がったりしています。
そのため、腰に負担が集中している場合には、腰以外の動きに問題がないか確認することも大切です。
当院では、腰が痛いからといって、いきなり腰だけを施術するのではなく、
「どの動作で痛みが出るのか」
「身体のどこが動きにくくなっているのか」
「腰に負担が集中していないか」
などを確認します。
痛い場所だけを見るのではなく、身体全体の動きを確認したうえで、必要な部分に施術を行います。
ぎっくり腰になった直後は、無理をしないこと
強い痛みがあるときに、無理にストレッチをしたり、痛みを我慢して身体を動かしたりする必要はありません。
まずは痛みが強くならない姿勢を取り、無理のない範囲で動いてください。
「早く治したいから」と、強く揉んだり、無理に腰を伸ばしたりすることが、必ずしもよいとは限りません。
痛みの程度や動ける範囲を確認しながら、その時の状態に合わせて対応することが大切です。
こんな場合は医療機関へ
ぎっくり腰のように見えても、すべてが一般的な腰痛とは限りません。
特に、
・足のしびれや麻痺が強い
・足に力が入りにくい
・排尿や排便に異常がある
・発熱を伴っている
・転倒や強い衝撃の後から痛みが出た
・時間とともに症状が悪化している
といった場合は、整体や接骨院だけで判断せず、医療機関で診察を受けることをおすすめします。
ぎっくり腰を繰り返している方へ
一度ぎっくり腰になったあと、
「また腰を痛めるのではないか」
と不安になってしまう方も少なくありません。
何度も繰り返しているのであれば、痛みが出たときだけ対処するのではなく、普段の身体の動きも一度確認してみてください。
腰そのものだけでなく、股関節や背骨、体幹などがどのように動いているのか。
そして、日常生活の中で腰にどのような負担がかかっているのか。
そこを確認することが、今後の身体を考えるうえでも大切です。
あさくら接骨院・整体院では、腰の痛みがある方に対して、痛い場所だけを揉むのではなく、身体の動きを確認したうえで施術を行っています。
「ぎっくり腰を何度も繰り返している」
「腰痛がなかなか良くならない」
「痛みが落ち着いても、また腰が不安になる」
という方は、一度身体の状態を確認してみてください。
※強いしびれ、麻痺、排尿・排便障害、発熱、外傷後の強い痛みなどがある場合は、医療機関への受診を優先してください。