症状について

膝のトラブル

半月板損傷

転んだときやぶつけたときに膝の半月板(軟骨)にひびや引きちぎれが起こったことで膝の屈伸が出来なくなるものです。

膝の痛み、曲げ伸ばし時に引っかかるような感覚が出やすい。

初期安静・しっかり固定がポイントとなります。テーピングやサポーターがベスト。

靭帯損傷

膝の両側と前後を支える靭帯が外傷によって部分断裂や完全断裂を起こします。

膝の痛み、関節内出血による腫脹、動かせる範囲の制限がみられる。

側方の靭帯であれば「装具」による強度な固定が必要。前後の靭帯であれば「手術」が多く行われる。

痛風

まれにぶつけた機転で発症したり、自然に発症する場合がほとんど。

赤みのある腫れがみられる事が多い。

治療は薬を服用する事と生活習慣の改善。

注射療法による化膿性関節炎に注意

病院でもこのケースでの入院が多いそうです。多くの場合、関節注射(痛み止め・ヒアルロン酸注入など)を頻回行って細菌感染を起こし、軟骨や骨を破壊してしまう病気です。元々痛みの強い方はこの病気を見逃されているケースもあるようです。

ヒアルロン酸注射はほとんど効果なし

世界での研究において、ヒアルロン酸注射はほとんどの場合において効果が認められませんでした。無駄に個人負担がかかるだけでなく国の財政を圧迫するだけと言えます。しかも、上記で述べた化膿性関節炎にかかるリスクもあり、しない方が良いとさえ言われます。順天堂大学の先生もほとんど効果なしと断定しています。ちなみに肩の痛みに対しても同じことが言えます。

変形性膝関節症の治療に「鎮痛剤」「ヒアルロン酸」などの注射療法は主流になっている国は日本以外にないでしょう。単に点数稼いで儲けたいと言われてもしょうがないかもしれません。

一時しのぎの治療の脱却が必要です。それには「運動療法」が欠かせない。もっといえば、運動療法をするために筋肉の状態を向上させる「ケア」も必要です。

やめることから始めよう

安静・鎮痛剤・注射をやめることから始めよう。

安静と鎮痛剤などを行っていると、筋肉や靭帯はすぐに衰えます。カラダは必要ないと判断してしまうのです。衰えた状態で動けば軟骨に負担がかかりますます変形が進行します。それでまた痛みが出て安静と鎮痛剤を行うという「終わらない悪循環」に陥るのです。

数週間で歩きが楽になる方法

ズバリ、【運動療法】です。運動療法は炎症反応を抑えて改善するだけでなく、衰えた筋肉や靭帯を強くして悪化を防ぐのです。

1、筋力強化(自宅で行えるものが継続しやすい)

2、有酸素運動(ウオーキングなど)

3、可動域拡大(リハビリ、ストレッチ)

これら3つが必要です。それも無理のない範囲が推奨です。これが整形外科的にも常識で間違えのない選択です。

これらを安全に効果的に実施するためには当院の「カラダケア30」をおすすめします。筋肉の不調を取りのぞき運動効果を発揮させます。

膝が腫れているのに運動してもいいの?

優しく穏やかに膝を動かすことで膝の痛みが改善することが海外の研究で分かっています。

1、炎症の原因となる物質産生が抑えられる

2、炎症を抑える物質が分泌される

3、修復に必要な物質が分泌される

このように安静にしていた時にはない作用が働くのです。

運動療法の注意

あまり強い強度で行うと悪化することもある。

長時間の運動は悪化することがある。

減量も必要

減量が膝への負担を確実に抑えてくれます。間食など食事過多にならないよう心掛ける必要があります。

あわせて行いたい

ぜひ実施して欲しいのは「青竹ふみ」。青竹ふみは足裏の筋肉が整うことで下肢の姿勢が良くなります。(O脚X脚などの改善につながる)太ももの柔軟性向上にも役立ちます。*当院で販売中

おすすめの運動療法を詳しく

大腿部の筋力トレーニングが最も重要となります。個々に合わせた内容となりますので受診時にお伝えします。

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