症状について

浮き指が腰痛に!?

浮き指とは?

浮き指(指上げ足)とは、立ったり歩いたりする際に、足指が浮いていてしっかりと踏ん張っていない状態にあることを指します。 かかとと指の付け根の部分だけが接地して指が接地せずに立っていることになります。足の接地面積が減ること健康被害につながります。

体に与える影響

姿勢が悪くなる

下肢の筋肉のバランスが悪くなり骨盤にゆがみが生じて姿勢が悪くなる可能性があります。

腰に影響する

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰痛を抱える方の9割に浮き指がみられる

と言われています。私も経営する院で腰痛が発生しやすい方の足指を調べた結果、ほとんどの方に浮き指が見られました。見た目だけでは判断できない浮き指の方も多くいらっしゃいました。

足病の原因に

足指の付け根で接地するためにたこができやすくなります。足底の筋肉やアキレス腱周辺の筋肉などにも負荷がかかり、膝から下のトラブルが発生しやすくなります。

転倒しやすくなる

足の接地面積が狭いためにバランスを保つのが困難になりふらつきや転倒しやすくなります。

浮き指の確認方法

イスと紙をご用意してください。

椅子に座って足裏を床につけます。メモ用紙などの角を、一本ずつ指の下の入れてもらいましょう。健常な場合は指が接地しているため入りません。浮いている場合はすっと入ってしまいます。

小指で紙を踏み、引っ張ってもらいましょう。かかとは浮かさないように。

しっかりおさえられない方は小指の筋肉が機能していない可能性があります。

他の指も検査しましょう。

指を曲げるテスト

足指をぎゅーうと握った際に甲側それぞれの指の付け根を確認します。

正常な場合は、あしの甲に足指の付け根の骨が突出します。指がしっかり曲げられないことを示しています。曲がらない指は浮き指の可能性があります。

反りすぎる指

柔らかく指が伸展する指はそれだけで浮き指の可能性があります。

原因

遺伝的要因、後天的要因があると思われます。

  • もともと小指が寝ている(寝指)などの変形がある。
  • 体の歪みがあったりや体の柔軟性が低い
  • 靴下がきつい、靴のはき方が悪い
  • 病気や怪我の後遺症など

対策

足指のセルフケアを行い柔軟性を向上させることがポイントです。

座位で指を曲げたり伸ばしたりでも良いです。指の筋肉を刺激することが重要です。
2~3か月程度根気よく行いましょう。
痛みがでたり、違和感がありましたら中止しましょう。

靴ひもをしっかり縛り、靴の中で指が移動して先にあたったり浮かせたりしないようにしましょう。サンダルやかかとの高い靴、長靴も注意が必要です。傷んだ靴も早目に交換しましょう。

その他

アゴの筋肉、顔の筋肉をほぐす

顔の筋肉を刺激すると全身の筋肉のコンディションが向上することが解明されています。大相撲で顔をたたくのは気合が入るためでなく、筋肉のパフォーマンス向上のために役立つのです。

足指を強く握る、手で曲げてやる

タオルを床にひいてにぎってよせる運動

モビポイントはかなりオススメ!

1分間、踏み込む・転がすなどで浮き指ケアできま

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