筋力トレーニング(筋トレ)は1日3秒間でも、週3回以上のペースでやると効果がある-
そう伝えるのは西九州大リハビリテーション学部の中村雅俊准教授(理学療法学)らのグループ。
研究では、運動をしていない男女の学生らが1日3秒間の筋トレを週5日、4週間続けた。ダンベルを持って肘を曲げ伸ばす運動のように、上腕に負荷をかけながら肘を伸ばす「伸張性筋収縮」をしたグループに最も効果が表れ、筋力が平均で11・5%増えた。負荷をかけた上で肘を曲げる「短縮性筋収縮」のグループと、肘を伸ばした状態を維持するグループは効果が限定的だった。 1日3秒間の筋トレが、どれくらいの頻度で効果が出るのかも調べた。一方のグループが伸張運動を週2日、もう一方は週3日のペースで4週間続けた。週2日では筋力の増加は見られず、週3日は平均3・0%増えた。このため「最低でも週3回する必要があり、週3よりも週5の方が効果が大きい」と結論付けた。
伸張運動を活用した短時間の筋トレは、全身の筋肉で効果があるとみられる。中村氏は「筋力が10%上がるだけで体は疲れにくくなる。日常の動きを意識すればトレーニングになり、どの年齢層でも取り組める」とする。具体的には、ペットボトルを持って肘をゆっくり伸ばす、階段を下りる、いすにゆっくり座るといった動作を挙げる。
引用 ヤフーニュース
普段、しっかり筋トレをしている方には効果的とは言えませんが高齢者や運動の習慣がない方にはオススメと言えます。