椎間板ヘルニアとは?
椎間板ヘルニアとは、背骨の、骨の間でクッションの役割をしている椎間板という軟骨が変形し、椎間板が飛び出してしまうことを言います。椎間板が飛び出し、神経を圧迫したり接触することでお尻から足にかけての違和感や痛みや痺れ、時に軽度激しい痛みやしびれをを伴う不調を引き起こす事があり、軽度から重度のものまであります。腰椎椎間板ヘルニアの場合は、腰痛の状態とは違い、ほとんど腰周りには痛みが出ません。原因で言われるものはデスクワークや車の運転など、腰に負担のかかる姿勢が続いてしまい、椎間板への圧力が常にかかっている事が多く、姿勢で言えば猫背、現代社会ではストレスでもなるとも言われています。したがって「姿勢が原因」の場合が多いようです。
主な椎間板ヘルニアの種類
頚椎椎間板ヘルニア
首にある頸椎付近の椎間板は、重たい頭部を支えている為ほかの部位に比べて負荷がかかりやすいのが特徴です。
圧迫されやすい為、椎間板は変性しやすくなりやすい箇所と言われています。
加齢や、猫背、激しい運動等によって痛みが発生すると考えられています。
腰椎椎間板ヘルニア
思い荷物を持ち上げたり、腰に強い負担がかかる等の積み重ねで痛みが発生します。
腰から下半身にかけての痛みやしびれがでたり、急性の腰の痛みがでる場合があります。
胸椎椎間板ヘルニア
腰椎や頸椎のヘルニアに比べると発生することはめったにありません。
また発生する原因もはっきりしないと言われています。
歩行困難等の不調がある場合は、重度の場合も多く手術を勧められるケースがあります。
椎間板ヘルニアを放置すると
椎間板ヘルニアからくる痛みを我慢し、放置していると、お尻から足への痛みが増え、ひどい夜間痛で眠れない、歩行する事が困難、立っている状態が辛いなど、お仕事や家事、日常生活に大きく支障をきたす事が考えられます。更に酷い状態のケースでは神経麻痺を起こしたり、歩行困難、脚に力が入らなくなり、寝たきりになる場合もあり、頻尿や尿漏れ等、排泄の不調がおこることがありますので強い首の痛みや、腰の痛みや下半身のしびれを感じたら注意が必要です。